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ブルーベリー11月の栽培と管理方法

ブルーベリー11月の栽培と管理方法

ブルーベリーのある生活編集部より、月ごとのブルーベリーの栽培・管理方法をお届けいたします。

11月のブルーベリーの様子

■休眠期を迎えるブルーベリー
11月になると気温が下がり、全国平均気温は11度前後となります。
赤く色づく見事な紅葉を愉しめるブルーベリー。気温の低下とともに生育は抑えられ、11月から翌年3月までの5ヶ月間は休眠期にはいります。

ノーザンハイブッシュほとんど落葉
サザンハイブッシュ紅葉から落葉へ
ラビットアイ紅葉から落葉へ

気温の差によって色が微妙に変わる紅葉をお楽しみください。

ブルーベリーの管理方法

水やり

11月に入ると根の吸水活動は停止状態ですが、乾燥しやすい季節ですので注意が必要です。
土壌の乾燥は根が枯れてしましますので、土の表面が乾いていたら、たっぷりと水やりをしましょう。特に、鉢植えの場合は乾燥しやすいので土の状態をよく観察してください。
ただし、通水性と通気性が良い土壌を好むブルーベリー。やりすぎると根腐れになる可能性もあるので、毎日樹の生育状況を観察して適宜水やりを行いましょう。

除草

日当たり良く、風通しの良い環境がブルーベリーの生育には欠かせません。雑草は日当たりや風通しを悪くします。また、ブルーベリーの根に絡まり痛めることもありますので、根っこごと抜き取るようにします。特にツル性の植物には注意を。

肥料

肥料は必要ありません。次回は3月中旬から4月上旬に春肥を施します。詳しくはこちらをご参照ください。

病害虫の防除や病気

樹に虫がつき害を与えるのは自然の摂理、食物連鎖です。
ただ、放置しておくとブルーベリーの収穫にも悪影響を及ぼします。
水やりや草刈りの際に注意して観察し、害虫を見つけたら全て取り除き捕殺しましよう。
特にこの季節は、枝につく害虫・カイガラムシと土の中にいるコガネムシの幼虫に注意が必要です。

カイガラムシ

カイガラムシ
枝につくカイガラムシ

樹を弱らせ、枝枯れや落葉が早くなる原因となります。特に年数が経って元気がなくなってきた樹に発生するようです。大量発生する前に、剪定するタイミングで病害虫が繁殖した部分を切除して捕殺を徹底して行います。

コガネムシの幼虫

コガネムシの幼虫
ブルーベリーの根を食べるコガネムシの幼虫

根を食べブルーベリーの成長を妨げる害虫です。成虫になれば葉や実を食べ、大量に発生します。
対策としては、成虫を寄せ付けないこと(見つけたら捕殺する)や、樹勢が弱いもの(明らかに葉が枯れたり、弱っている状態)を、植替えして土を入れ替えることをおすすめします。

苦手な方も多いかもしれませんが、カマキリ・テントウムシ・クモはブルーベリーについた害虫を食べてくれる益虫です!

マルチング

マルチングとは、この時期、根の活動を促進させるために、樹の根を覆う方法です。素材にはいくつかの種類があります。

①有機物マルチ素材

有機物マルチ素材
有機物マルチ素材(モミガラ)

オガクス、モミガラ、食用キノコ生産廃材、落葉など
※ワラや堆肥は、長期間使用するとブルーベリーの成長に適さない土壌となるため避けましょう。

②木材チップ

ブルーベリーマルチング素材(木材チップ)
マルチング素材(木材チップ)

発酵させた木材チップを土壌改良材として使用。苗木の植え付けや大株の移植も、木材チップを使用してこの時期に行うのがおすすめです。

③有機物以外のマルチ素材

防草シートや高畝にして覆う、白や黒のポリエチレンシートがあります。

ブルーベリーマルチング素材(ポリエチレンシート)
マルチング素材(ポリエチレンシート)

秋の植替え

11月は植替えに適した時期です。(※この時期を逃した場合は梅雨の時期に行いましょう)
冬ではないのに葉が枯れていたり、樹勢が弱いもの(あまり成長しない、弱っている状態)は、この時期に思い切って植替えをしてコガネムシの幼虫がいないか確認してみましょう。

地植え

地植えのブルーベリーの樹
地植えのブルーベリー

田んぼなどに見られる粘土質の土壌に地植えする場合は、ピートモスを混ぜた土を髙畝にして植えつけ、モミガラや木材チップなどを使って有機物マルチを施します。

鉢・プランター植え

鉢植えのブルーベリー
鉢植えのブルーベリー

鉢やプランター植えの場合は、1年から2年程で鉢を大きくしていけば、長く育てることができます。
植替えも簡単。詳しくは、ブルーベリー図鑑「育て方のポイント 鉢替え」

【参考】
わかさ生活 世界の素材発見 「ブルーベリー図鑑」
「育ててたのしむブルーベリー12か月」:日本ブルーベリー協会 玉田孝人 福田俊 著

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