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6月のブルーベリー栽培と管理方法

ブルーベリー6月の栽培と管理方法

ブルーベリーのある生活編集部より、月ごとのブルーベリーの栽培・管理方法をお届けいたします。

6月のブルーベリーの様子

6月は春と夏の境目で初夏となり、中旬頃になると九州から東北では梅雨に入り降水量が多くなります。
梅雨は大体1か月ほど続き、曇り空の日が多くなり、湿度が高く、土壌に含まれる水分も多くなります。
この頃、ハイブッシュの早生品種から中生種は青紫に色づき始め、待ちに待った収穫期を迎えます。
一方、4月以降続いていた新梢の伸長は鈍化しながら止まります。

ブルーベリー早生品種は6月上旬に色づき始める
早生品種は6月上旬に色づき始める
早生品種の収穫が始まる(ブルーレイ)
早生品種の収穫が始まる(ブルーレイ)

ブルーベリーの管理方法

果実の収穫

待ちに待った早生のブルーベリーの収穫が始まります。生食もとってもおいしいブルーベリーは、果実全体が青紫色に着色してから4日~7日ほど経ったものを選びます。軸の付け根部分まで青紫色に色づいたものが食べごろです。

7つの収穫のポイント
  • 軸まで青紫色になったものを摘み取る
  • 軸を軽くねじって摘み取る
  • 朝露が消散してから摘み取る
  • 底の浅い籠に摘み取った果実を入れる
  • 摘み取った果実は涼しい所に置く
  • 熟した果実は全て摘み取る
  • 梅雨の時期は、晴れた日や晴れている時刻に摘み取り、濡れている果実は露が乾いてから摘み取る

水やり

6月は梅雨の時期には入り、雨天や曇り空の日が多くなり続きます。そのため地植えのブルーベリーの場合は、土の表面の乾燥状態をみて、乾いているようなら水を与えます。
鉢植えの場合は、毎日水を与えます。

肥料

鉢植えの場合、マグアンプK、またはIB化成の固形肥料を置きます。
詳しくは「堆肥 | ブルーベリーの育て方|わかさ生活 世界の素材発見」をご覧ください。

堆肥 | ブルーベリーの育て方|わかさ生活 世界の素材発見
ブルーベリーの栽培をお家で楽しむときのブルーベリーの「施肥(せひ)」のポイントを紹介します。施肥(せひ)は、樹の成長を促すために肥料を施し、樹に吸収されたり、土壌から流れ出た肥料の栄養分を補給することです。どのように肥料を与えれば良いか施肥に関する豆知識をお伝えします。

除草

芽を出してきた雑草は若いうちに抜き取ります。

※週に1~2度はブルーベリーの樹生育の様子を鑑賞して、水やり・除草・病害虫防除を心がけましょう。

病害虫対策

枝・葉・果実などをよく観察して見つけ次第部分ごと除去して捕殺します。
この時期になると、葉にコガネムシ・ミノムシが多く発生します。見つけたらすぐに除去して捕殺します。

植替え(鉢)

3月までに鉢の植え替えのタイミングを逃した方におすすめの植え替えタイミングが、梅雨入りすぐの6月です。既に葉もあり新梢が伸長している株でも鉢の植え替えはできます。
植え替えについては「世界の素材図鑑・ブルーベリー図鑑:育てる・育て方のポイント・鉢植え」をご覧ください。

ブルーベリーの育て方|わかさ生活 世界の素材発見
ブルーベリーの鉢替えのポイントをご紹介します。

防鳥

ブルーベリーが青紫色に色づくのを心待ちにしているのは人間だけではないのです。

スズメやヒヨドリ、鹿やアライグマなどの鳥獣たちも成熟した果実をいち早く見つけ出して完熟を待っていたらほとんどの果実は鳥獣に食べられてしまうことも。

特に、鳥害を防ぐ網や音響防鳥機で音を使った防鳥を施すのも、果実が色づきはじめる6月です。

一般的には防鳥ネットを張り防ぐのですが、費用もかかり重く手間もかかり、ブルーベリーが育つ景観を楽しむことができないと、最近では鳥が嫌がる音を使った音響防鳥機で防鳥策を施す農園さんも増えています。

音響防鳥機ガドリオンにつきましては、さまざまなものがあります。「音響防鳥機ガドリオン」と検索ください。

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