
ブルーベリーのある生活編集部より、月ごとのブルーベリーの栽培・管理方法をお届けいたします。
5月のブルーベリーの様子
5月に入ると気温は上昇し、全国的に気温が高くなる傾向です。平均気温は20℃前後ですが、5月は季節外れの暑さの日が多く、夏日(最高気温が25℃を超える日)や真夏日(最高気温が30℃を超える日)になる日もあります。5月中旬頃になると結実したブルーベリーの果実は目に見えて大きく成長し、種子も発育します。
また、新しく幹から伸びた枝の成長も盛んになり、根の活動も土中(15㎝当たりの深さの所)が18℃前後になると活発になるので、水やりと施肥管理がとても大切な時期となります。

ブルーベリーの管理方法
水やり
5月の降水量は4月とほぼ同じくらいです。しかし最近の傾向としては、平均気温より少し高めで夏日や真夏日になる暑い日も多い傾向で、カラッとして晴れる日が多く、根も枝も伸びる成長期なので定期的な水やりを行います。
適量は以下の通りです。
・幼木(植えつけ後1~2年) 1日1~2ℓ
・若木(植えつけ後3~5年) 1日3~5ℓ
・成木(植えつけ後6~7年、樹高2m以上)1日6~10ℓ
※鉢植えは20%減の量を与えましょう(鉢の下から水が染み出る程度が目安です)
肥料(追肥:夏肥)
3月に施した春肥は、主に新梢枝の伸長のために吸収されます。そこで、5月上旬~中旬に追肥(夏肥)を施すことで、新梢の伸長を旺盛にし、果実の肥大を促します。
また、日々の鑑賞で、写真のように葉っぱの葉脈が黄色っぽくなってしまうクロロシスという植物に起こる障害を見つけることもあります。葉っぱが黄色くなってしまうと葉緑素が不足し、光合成が弱まり、糖の合成が出来なくなるのでブルーベリーの樹の生育に影響が出ます。
原因は土のマンガンや鉄不足によることが多いのですが、ブルーベリーの場合はいずれの系統もやや酸性の土壌を好みます。よって、そもそもpH(酸性)が高いと鉄やマンガンが土壌にあっても吸収できないので、土壌のpH(酸度)をチェックし、pH4.5前後を維持するようにします。


詳しくは、わかさ生活・世界の素材発見サプリメント素材図鑑に掲載している「ブルーベリー図鑑」をご覧ください。

除草
5月に入ると、気温の上昇と共に雑草も一気に成長してきます。出てきた雑草は若いうちに抜き取ります。
※週に1~2度はブルーベリーの樹生育の様子を鑑賞して、水やり・除草・病害虫防除を心がけましょう。
病害虫対策
4月から10月は、ブルーベリーの樹の成長期期間中で、芽や枝・葉・花・果実・根とあらゆる器官は、病気や害虫の被害を受けます。
無農薬栽培が可能なブルーベリーの樹の場合、カイガラムシ・ミノムシなどの寄生害虫にやられた枝や葉を被害部ごと除去し捕殺(土中に埋めて押しつぶす)します。尚、除去作業中はゴム手袋・長火鉢を使用し処理をします。
あると便利なおすすめの道具
<土壌酸度計>

ブルーベリーの栽培は酸性の土壌がカギ!
通常の作物の生育に良い土壌pH6前後に対して、ブルーベリーはpH4.5前後とやや酸性の土壌を好みます。
この土壌の酸度は新梢伸長や果実の結実に大きく影響します。
ブルーベリーの鑑賞時に元気がない樹や結実しにくい樹などがあれば、定期的に土壌の酸度も計測するようにしましょう。