2021年夏、兵庫県丹波市の地でプレオープンを目指している「わかさブルーベリー農園」
どんな想いからスタートしたのか、どんなブルーベリーを育てているのか、なぜ丹波の地を選んだのかなど、「わかさブルーベリー農園」プレオープンまでの道のりを奮闘記として紹介しています。
今回は、わかさブルーベリー農園の「新しい栽培方法」についてお伝えします。
強力なサポーターが 登場
わかさブルーベリー農園をつくる上で、丹波の気候や風土に合ったブルーベリーの栽培方法も研究する必要がありました。そこで20年間丹波でブルーベリー栽培を続け、以前からご縁のあった丹波ブルーベリー研究会 会長 山本一氏と共に研究をスタート。
山本氏は、農薬と化学肥料を使わない栽培を基本とし、ブルーベリーを丹波の特産として成長させるべく、栽培技術の確立に注力されています。そしてブルーベリーと丹波の発展を願う、わかさ生活と同じ志を持つ人物でもあります。ブルーベリーで世界一を目指し、魅力を伝えたいわかさ生活と、ブルーベリー栽培を知りつくした山本氏による、農園づくりが大きく動き始めました。
ぴったりな栽培方法を探る
山本氏の助言を受け、わかさブルーベリー農園では、約250本のブルーベリーを様々な方法で栽培しています。
「露地栽培」や、「ポット栽培」は、農園や一般家庭で普及している方法ですが土壌改良や水やり、植え替えなど大きな労力が必要となり、高齢化が進んでいる日本の農園では続けにくいことを再確認しました。
新しい栽培方法に挑戦!
より良い農園づくりを目指し、土を使わず特殊な樹脂と全自動の水やり設備で作物を育てる 「養液栽培」にも挑戦しています。高度に栽培条件を管理することによって、労力を削減。さらに、これまで育てられなかった品種も育てることができます。
新しい栽培方法に期待を寄せながら、ブルーベリーづくりを始める方はもちろん、ブルーベリーそのものに興味を持つ方が増えていくことを願っています。
私たちが育てています
株式会社わかさ生活 研究員 浅野 智哉( あさの ともや)
植物の病気に対する抵抗性の研究の専門家(理学博士)。 「チイキノチカラ創生事業※」のリーダーとして、わかさブルーベリー農園の立ち上げや、ブルーベリーの品種改良に取り組む。
※地域の方々とともに地域創生を目指す事業。
丹波ブルーベリー研究会 会長 山本 一(やまもと はじめ)氏
2000年に140本のブルーベリー栽培を自宅の農園(ノビリス 農園)で開始。2006年には、丹波市内の8名が発起人となり「丹波ブルーベリー研究会」を発足。現在は丹波市のブルーベリー 栽培・販売の中心的な立場として活躍。