2021年夏、兵庫県丹波市の地でプレオープンを目指している「わかさブルーベリー農園」
どんな想いからスタートしたのか、どんなブルーベリーを育てているのか、なぜ丹波の地を選んだのかなど、「わかさブルーベリー農園」プレオープンまでの道のりを奮闘記として紹介しています。
今回は、プレオープン直前のブルーベリー農園の果実についてご紹介します。
太陽と水が生命線
ブルーベリーの果実を大きく育てるために重要なのが太陽の光と水です。
大きくて栄養たっぷりの果実に育てるには日当たりが大切。たっぷりの日の光を浴びることで光合成が進み、実の中に栄養をため込みます。
さらにブルーベリーは、根が下ではなく横へと伸びるため、他の樹木と比べると乾燥に弱いです。
乾燥すると果実が大きく育ちません。
わかさブルーベリー農園では、様々な栽培方法で約300本ものブルーベリーを育てており、そのすべてにたっぷりの水をあげるのは大変な作業です。
ブルーベリーは鳥たちも大好物!
葉が青々と生い茂り果実が少しずつ実り始める5月ごろから、ブルーベリーの果実や葉っぱの栄養を求めて様々な生き物が集まってきます。
その中には、葉っぱを食べてしまう「害虫」や、実を食べてしまう「鳥」なども・・・。
「わかさブルーベリー農園」にもムクドリやヒヨドリなど多くの鳥たちが、ブルーベリーの果実を求めてやってきます。
私たちだけでブルーベリーを独占するわけではありませんが、せっかく一生懸命育てたブルーベリーの果実がダメになっては寂しいです。
鳥たちがブルーベリーを食べないように一般的には支柱を立てて網をはりますが、これではせっかくの景観が台無しになります。
そこで私たちは、人体に無害な特殊な音波で鳥を寄せ付けない方法を探しました!
今年はせっかく実った果実を鳥に食べられないように、最新の機器を取り入れています。
私たちが育てています
株式会社わかさ生活 研究員 浅野 智哉( あさの ともや)
植物の病気に対する抵抗性の研究の専門家(理学博士)。 「チイキノチカラ創生事業※」のリーダーとして、わかさブルーベリー農園の立ち上げや、ブルーベリーの品種改良に取り組む。
※地域の方々とともに地域創生を目指す事業。
丹波ブルーベリー研究会 会長 山本 一(やまもと はじめ)氏
2000年に140本のブルーベリー栽培を自宅の農園(ノビリス 農園)で開始。2006年には、丹波市内の8名が発起人となり「丹波ブルーベリー研究会」を発足。現在は丹波市のブルーベリー 栽培・販売の中心的な立場として活躍。